「驕子のごとく、用うべからず」
原文:【譬如嬌子不可用也】
— 孫子・地形篇
リーダーシップバランス規律
現代語訳
驕やかした子供のようでは使えない
意味・解説
愛情だけで規律や指導がない組織は実戦では役に立たない。愛情と厳しさのバランスがリーダーには必要。
文脈・背景
愛情と規律のバランスの重要性を警告した言葉。
出典
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関連名言
「必死は殺され、必生は虎にされ、易怒は侮られ、必潔は辱められ、愛民は烩される」
死に物狂いは殺され、生に執着するものは捕えられ、怒りやすいものは侮られ、潔白を求めるものは辱められ、民を愛しすぎるものは悩まされる
— 孫子・九変篇
「厚くして使うこと能わず、愛して令すること能わず、乱れて治むること能わず、譬えば驕子のごとく、用うべからず」
手厚くしても使いこなせず、愛しても命令できず、乱れても治められず、それでは驕子のようで使い物にならない
— 孫子・行軍篇
「道とは、民をして上と意を同じくし、これと死すべくこれと生くべくして、危きを畏れざるなり」
道とは、リーダーと人々が同じ志を持ち、生死を共にし、危険を恐れない状態である
— 孫子・計篇